2025.08.20
「純米大吟醸一度火入」「吟醸純米酒」が全国燗酒コンテスト2025金賞受賞
2025年8月5日に開催された「全国燗酒コンテスト2025」において、2つの出品酒が金賞を受賞いたしました。
受賞したのは、「長命泉 純米大吟醸 一度火入」と「長命泉 吟醸純米酒」の二銘柄です。
日本酒の楽しみ方は実に多様ですが、このコンテストは「温めてこそ花開く酒」を見出す、まさに燗酒のための品評会です。それぞれの酒が持つ個性、そして燗酒にすることで生まれる新たな魅力について、詳しくご紹介させていただきます。
〇プレミアムぬる燗部門金賞受賞「長命泉 純米大吟醸 一度火入」
純米大吟醸といえば、一般的には冷やして、その華やかな香りと繊細な味わいを楽しむものと思われがちです。ですが、兵庫県産の山田錦と岡山県産の雄町を使用しているため40℃前後のぬる燗にすると、香りはより一層華やかに、そしてふくらみのある吟醸香へと変化します。口に含めば、冷酒では感じ取れなかった米の旨味とコクがじんわりと広がり、まろやかで奥深い味わいが全身に染み渡るようです。冷酒で感じられる繊細な酸味は、ぬる燗にすることで優しい甘味へと変わり、全体を温かく包み込むような一体感を生み出します。
これは、熱を加えることでアミノ酸やグルコースといった成分が活性化しより複雑で豊かな風味を醸し出すためです。また、この酒は「一度火入」という製法を採用しており、搾りたてのフレッシュな風味を保ちつつ、熟成による味わいの深みを引き出すことを可能にしています。これにより、燗酒にした際の、角がとれたなめらかさと、溶け合うような旨味が生まれます。
冷酒としての美しさ、そしてぬる燗としての奥深さ。この二面性を併せ持つ「長命泉 純米大吟醸 一度火入」を、ぜひ様々な温度帯でお試しください。
https://www.chomeisen.jp/c/sake-premium-ginjo/150072
〇プレミアム熱燗部門金賞受賞「長命泉 吟醸純米酒」
「長命泉 吟醸純米酒」は、燗酒に最適の日本酒と言っても過言ではありません。
厳選した千葉県産の「ふさこがね」と「総の舞」を使用し伝統的な製法で丁寧に醸しました。この酒の魅力は、何といってもその力強く、しかしどこか懐かしさを感じさせる味わいです。
常温で飲めば、米のしっかりとした旨味と、キレの良い後味が特徴。穏やかながらも芯のある香りは、毎日の晩酌に寄り添うように心地よく、食中酒として最高のパフォーマンスを発揮します。
しかし、この酒の真骨頂は、45℃前後の上燗、あるいは50℃前後の熱燗にした時に現れます。
温めることで、米の旨味がぐっと前に出て、まるで米をそのまま食べているかのような豊かなコクが口いっぱいに広がります。この旨味は、決して重たいものではなく、ふわりと柔らかい甘味と共に、喉の奥へと滑らかに消えていきます。
特筆すべきは、温めることで生まれる「キレ」です。熱燗にすると、一般的には味わいがぼやけがちですが、この「吟醸純米酒」は温まることでむしろ輪郭がはっきりと際立ち、後味は驚くほど軽やかになります。このキレの良さが、揚げ物や焼き鳥、さらには濃厚な味付けの煮物など、様々な料理をしっかりと受け止め、次の一口を誘います。
この酒は、いわば「燗酒の教科書」熱燗にすることで、米の旨味、香りのふくらみ、そしてキレという、燗酒に求められる要素のすべてが完璧なバランスで調和するのです。
燗酒は、ただ温かいお酒というだけではありません。それは、心と身体をじんわりと温め、人と人との繋がりを深める特別な時間です。この「長命泉 吟醸純米酒」は、そんな温かな時間を演出する最高のパートナーとなるでしょう。
https://www.chomeisen.jp/c/sake-rice/140072
〇日本酒の新たな可能性を拓く
日本酒の楽しみ方は冷酒から熱燗まで実に様々です。しかし、まだまだ「燗酒」の奥深さや、酒の温度帯によって生まれる新たな魅力は、広く知られていません。
今回受賞した二つの酒は、それぞれ異なる個性を持っています。
「純米大吟醸 一度火入」は、華やかさと奥深さを兼ね備えた燗酒の概念を覆す革新的な一本。
そして「吟醸純米酒」は、米の旨味とキレの良さが光る燗酒の真髄を極めた王道の一本。
この二つの酒を飲み比べていただくことで、燗酒の世界の広がりを体感していただけることと思います。
この受賞は、日々の酒造りに真摯に向き合ってくれている蔵人たち、そして何よりも、長きにわたり長命泉をご愛飲いただいている皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。
これからも、私たちは「長命泉」という名に恥じぬよう、皆様に笑顔と感動をお届けできる酒を造り続けてまいります。そして、この冬は、温かい「長命泉」と共に、心温まるひとときをお過ごしください。